今日(日付変わったので)発売の花とゆめで
「星は歌う」最終回です…!
ちなみにアシスタントさんに「連載何年でしたっけ?」と聞かれて
わからなった…(あまり気にしないもので…)。
三年…くらい…?
読んでくださった皆さん、
本当にありがとうございました!
最終巻が発売されていないので
まだ真の終わり、といった感じではないですが
それでも、ありがとうございました!
さて。
ちょこっとだけ星歌という作品に対しての事を
語らせてもらおうかなぁと思います。
作品に対するネタばれは含まれてないと私は思いますが
人によって何がどれがネタばれになるかわからないので
一応追記に閉じます。ので、
読まれる場合は自己責任で。
よろしくお願いしますね~。
「星は歌う」という作品について。
とりあえず、
これを最後に「花とゆめ」本誌からは卒業させていただいて、
月刊あるいは増刊にいかせてもらおうと思ってました。
では本誌最後になる作品はどうあるべきかな、と。
そう考えた時、
やはり原点に戻ろう。と。
最初に立ち返って、化粧っけも何も無いけど
「あぁ、高屋奈月の漫画ってつまりはこんな感じよね」と、
そんな雰囲気の作品で締めようと。
そしてヒーローキャラとかヒロインキャラとかそれよりも
「人間」的な半生を描いてみたかった。
…違うな
これだとちょっとニュアンスが違う…
えぇと、うまく言えないんだけれども。
(そしてそれを描ききれたかもさておき……)
千広はこの願いをより強く受けもったキャラの一人で、
人気が出ないだろうことも、
魅力の薄いキャラと認知されそうな事も重々わかっていたのですが
そしてもちろん実際に、千広に対しては(要約すると)
期待外れだというご意見を多数頂いたのですが、どうしてもああいう、
なんというか、ああいう生き方しかできない存在を
前にだした作品を最後に描いてみたかった。
そんな存在の千広をメインにもってくるようなところが
まぁ、私らしい最後だなって。思ったのです。
どうしたって振り返ってくれる人はいて
だけどそれは実はあまりに恐ろしく奇跡で、
とても愚かなことだから、ありがとうと伝えたい。
ありがとう、だから世界は今日も少しだけ明るい。
…こういうことを書くと、
ヒーロー、ヒロインを否定してるの?嫌い?
と誤解してしまう方がいるかもなので慌てて弁明しますが
そんなことはまったくもってないですよ!
あくまで今回の話、「星は歌う」でのお話、テーマです。
過去作品も関係無いです。
それに次回作は星歌とはまた違った
作風(根本的には変化しないかもですが)に
したいなぁとか考えてますしね。
…で、
ですね。
こんなことをつらつら書いておいて誠に
言いづらいんですが……
まだもう少しだけ、
花ゆめ本誌で描く事になりそうです。
はい。
すみません、
物凄くカッコ……つかない……。
いえでも、とにかくも。
そんな想いを抱いて描いた星歌だったのでした。
読んでくださって本当に本当にありがとうございました。
何か一つでも心に残るものがあったなら
それが私の倖せです。
そして、またよろしくお願いいたします。
新作でお会いしましょう!
高屋奈月
Published on January 19, 2011 12:59